- ハイブリッドアイシャツって一体何が違うの?
- ハイゲージモデルって何?
- 結局どちらが自分に合っているのか分からない…
私がおススメする「本当にアイロンがいらない」はるやまのアイシャツに、新しく「ハイブリッドアイシャツ」ハイゲージモデルが登場しました。新モデルと聞くと期待が膨らみますが、従来のアイシャツと何が違うのか気になる方も多いのではないでしょうか。
私は、会社まで高速道路を使用して片道1時間ほどかけて車通勤しています。残業も毎月30時間以上している生活で、家に帰ってもあまりゆっくりする時間が中々とれない環境です。また、妻も働いているため、「自分のことは自分でする」というルールで生活をしています。
この記事では、面倒くさがり屋でもある私がハイブリッドアイシャツと従来のアイシャツの違いを解説します。あなたにぴったりのアイシャツが見つかるかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
ハイブリッドアイシャツは生地の素材が従来と異なっています。
ハイブリッドアイシャツとは
「ハイブリッドアイシャツ」とは、その名の通り「ハイブリッド」な特長を持つアイシャツです。何がハイブリッドなのかというと、その素材です。通常のアイシャツはポリエステル100%ですが、ハイブリッドアイシャツはポリエステルに綿が混紡(異なる繊維を合わせた糸)されています。形状記憶加工が施されたアイシャツでありながら、ポリエステル100%が肌に合わない方にも、綿の混紡によって着心地が良くなっています。
≫従来のアイシャツについて詳しく解説しています
綿とポリエステルの違い
ハイブリッドアイシャツにはポリエステルだけでなく、綿も混紡(異なる繊維を合わせた糸)されています。実は、私自身も「綿」や「ポリエステル」といった素材についてあまり詳しくなかったため、今回改めてその特徴を調べてみました。
綿(コットン)
綿(コットン)は、植物から採れる天然の繊維で、肌触りが良く、通気性に優れているのが特徴です。また、吸湿性が高く、汗をよく吸い取るため、暑い季節や肌に直接触れる衣類に向いています。さらに、自然素材なので、分解されやすく環境にも優しい素材です。
ポリエステル
ポリエステルは石油から作られる合成繊維で、耐久性と速乾性が高いのが特徴です。吸湿性が低く、水を吸わないため、運動やアウトドアなど、汗をかく場面で快適に保てます。また、シワになりにくく、手間をかけずに扱えるので、普段使いやスポーツウェアに適しています。
綿とポリエステルの比較表
項目 | 綿(コットン) | ポリエステル |
---|---|---|
肌触り | 柔らかく、肌に優しい | 滑らかだが、やや人工的な触り心地 |
通気性 | 通気性が高く、蒸れにくい | 通気性が低く、蒸れやすい |
吸湿性 | 水分を吸収しやすい | 水をほとんど吸わない |
耐久性 | 摩耗に弱く、縮みやすい | 摩耗に強く、シワになりにくい |
乾きやすさ | 湿気が残りやすい | すぐ乾く |
手入れのしやすさ | シワになりやすい | シワになりにくい |
静電気 | 発生しにくい | 発生しやすい |
用途の例 | 夏の衣類、タオル、 敏感肌向け衣類など | スポーツウェア、 アウトドア用品など |
素材によって機能性がかなり異なってきます。
綿とポリエステルの混紡比率
ハイブリッドアイシャツは、綿とポリエステルが混紡されているため、両素材の良さを兼ね備えたシャツです。一般に、綿は自然な肌触りと吸湿性に優れ、特に肌に直接触れる場面で快適さを提供する素材です。一方、ポリエステルは耐久性が高く、速乾性やシワになりにくい点が特徴です。
この2つの特性を組み合わせることで、柔らかな着心地を保ちながら、シワができにくいシャツが実現します。ただし、混紡比率によってこれらの特性のバランスが変わるため、まずはそれぞれの比率がどのように影響するのかを理解しておくことが大切です。
【綿70%、ポリエステル30%の比率】
綿の吸湿性や柔らかさが強調され、肌に優しい快適な着心地が期待できます。この比率では、ポリエステルのシワになりにくい特性も程よく活かされ、吸湿性が高く、柔らかさとシワになりにくさがうまく組み合わさっています。
【綿30%、ポリエステル70%の比率】
ポリエステルの割合が多くなるため、シワができにくさや速乾性がさらに強調されます。耐久性も向上し、日常の使い勝手が良くなる一方で、綿の柔らかさはやや抑えられます。
素材の組み合わせ比率によって生地の性質が変化します。
ハイブリッドアイシャツの混紡比率
ハイブリッドアイシャツの混紡比率について調べたところ、綿とポリエステルが概ね50%ずつの割合で配合されていることがわかりました。この比率により、両素材のメリットとデメリットがバランス良く反映され、綿の柔らかさや肌触りと、ポリエステルのシワになりにくい性質が見事に調和しています。
従来のアイシャツで使用されているポリエステル生地は、形態安定性(W&W性)5.0級を誇り、高い形状記憶性を維持します。そのため、ハイブリッドアイシャツでもポリエステル50%混紡の状態で十分に形状記憶性能が発揮され、綿の快適な肌触りと形状維持の機能が見事に両立されています。これにより、日常使いに適した、非常に使いやすいハイブリッドアイシャツが完成しています。
≫形態安定性(W&W性)について詳しく解説しています
形態安定性(W&W性)5.0級は他製品にない強みです。
毛玉が出来にくい
通常のアイシャツはポリエステル100%で作られているため、合成繊維特有の耐久性や摩擦への強さを持つ一方で、繊維が絡まりやすく、毛玉ができやすいという特徴もあります。私自身も着ていたアイシャツに毛玉ができて困った経験がありました。繊維が絡まってできる毛玉は、専門用語で「ピリング」と呼ばれ、見た目にも影響を与える厄介なものです。対策としては、摩擦を減らすために洗濯ネットを使うのが有効です。私は面倒くさがり屋なので無印良品の両面使える洗濯ネットを使用しています。
≫私が経験した毛玉問題について解説しています
ハイブリッドアイシャツは、ポリエステルに加えて綿が混紡されていることで繊維の構造がやや緩やかになり、毛玉が出来にくくなっています。この特性により、ハイブリッドアイシャツは見た目を美しく保ちやすく、長くきれいな状態で着用することが可能です。見た目に直接影響する毛玉が出来にくいのは、大きな改良点です。
毛玉が出来にくいのは本当にうれしい改良点です。
ハイゲージとローゲージとは?
ハイブリッドアイシャツの特徴の一つに「ハイゲージ」とありますが、この言葉はあまり聞き慣れなかったため調べてみました。
「ハイゲージ(High Gauge)」とは、編み目が細かく、糸が密に編まれている編地のことを指します。この編み方によって、布地は薄手でなめらかな質感になり、上品な見た目と洗練された印象が特徴です。ハイゲージの編み地は、触れると軽くシルクのような質感で、通気性が良く涼しいため、特にビジネスシーンやきれいめなファッションでよく用いられます。薄手でありながら強度もあるため、繊細さと機能性を兼ね備えており、着用者に軽やかさと快適さを提供します。
ハイゲージの対となる言葉でローゲージがあります。「ローゲージ(Low Gauge)」は、編み目が粗く、大きな糸でざっくりと編まれた厚手の編地を指します。この編み方により、布地はボリューム感があり、温かみのあるふんわりとした質感が生まれます。ローゲージのニットやセーターは、カジュアルな印象を与え、秋冬のファッションやカジュアルシーンに適しています。厚手のため保温性が高く、肌触りも柔らかいので、寒い季節には重宝されます。
項目 | ハイゲージ(High Gauge) | ローゲージ(Low Gauge) |
---|---|---|
編み目 | 細かく、密度が高い | 大きく、ざっくりしている |
見た目・質感 | なめらかで薄手、上品な印象 | 厚手でボリューム感があり、 カジュアルな印象 |
着心地 | シルクのような質感で、 涼しさを感じる | 厚みがあり暖かく、 ふんわりとした温かみがある |
用途の例 | ビジネスウェア、薄手のニット、 きれいめなセーターなど | セーター、カーディガン、 冬用の厚手カジュアルニット |
ハイブリッドアイシャツは、ハイゲージ編みを採用しているため、なめらかな着心地が期待でき、見た目も上品です。ビジネスシーンでもカジュアルになりすぎず、清潔感とスタイリッシュな印象を与えてくれるのが特徴です。
上品な仕上がりにするための企業努力が見えます。
ハイブリッドアイシャツと通常アイシャツの違いとは
ハイブリッドアイシャツと従来のアイシャツの最大の違いは、生地に綿が混紡されている点です。これにより、形態安定性を保ちながら、より柔らかな着心地が実現されています。以下に、通常のアイシャツとの違いをまとめました。
≫形態安定性(W&W性)について詳しく解説しています
項目 | ハイブリッドアイシャツ | アイシャツ(従来) |
---|---|---|
素材 | 綿とポリエステルの混紡 | ポリエステル100% |
着心地 | 柔らかく、肌触りが良い | やや硬めで耐久性が高い |
形態安定性(W&W性) | 4.5級以上 | 5.0級 |
毛玉の発生 | 毛玉ができにくい | 毛玉ができやすい |
価格 | 5,000円前後 | 4,000円前後 |
私自身は面倒くさがり屋なため、形態安定性(W&W性)が高い従来のアイシャツを今後も愛用する予定です。一方で、毛玉が気になる方や柔らかな着心地を重視する方には、トータルバランスとしてハイブリッドアイシャツが良い選択となる場合もあります。求めるものや価格とのバランスを考慮して、自分に合った一枚を見つけてください。
≫アイシャツの種類について解説しています
ハイブリッドアイシャツもW&W性が5.0級であれば即買いです。
ハイブリッドアイシャツの留意点
ハイブリッドアイシャツは、綿とポリエステルの良いとこ取りをした快適なシャツです。柔らかな着心地と耐久性を兼ね備え、形態安定性にも優れたこのシャツですが、購入の際には確認していただきたいポイントがあります。留意点として、商品によって綿とポリエステルの混紡比率が若干異なることです。中にはウールが含まれている商品もあり、素材の配合が異なることで着心地や機能性が微妙に変わってくる場合があります。
ハイブリッドアイシャツ | 素材割合 |
---|---|
はるやまHPより画像引用 | 綿64%、ポリエステル36% |
はるやまHPより画像引用 | 綿46%、ポリエステル54% |
はるやまHPより画像引用 | 綿40%、ポリエステル45%、ウール15% |
混紡比率が異なると、肌触りやシワのつきにくさ、毛玉の発生しにくさにも影響が出ることがあります。一般的には、数%程度の誤差であれば大きな違いは感じにくいかもしれませんが、特に肌触りや風合いにこだわる方には、細かい違いも気になるかもしれません。そのため、購入前には各素材の混紡率を確認し、自分が求める着心地や機能性に合っているかをしっかりとチェックしておくことをオススメします。
こだわりが強い人は購入時にしっかりと確認して下さい。
まとめ
ハイブリッドアイシャツは、従来のアイシャツに比べ、綿とポリエステルを混紡することで柔らかな着心地と形態安定性を両立した優れたシャツです。これまでの記事では、ハイブリッドアイシャツと従来のアイシャツの違い、素材ごとの特徴、ハイゲージとローゲージの違い、さらに毛玉の発生しにくさなど、さまざまな視点からこのシャツの特長を詳しく解説してきました。
従来のアイシャツはポリエステル100%で作られているため、耐久性が高く、手間いらずの利便性が魅力ですが、ハイブリッドアイシャツは綿を混紡することで肌触りの良さや柔らかな質感が加わり、毛玉も発生しにくい点が大きな利点です。また、ハイゲージ編みの採用により、見た目も上品で、ビジネスシーンにもぴったりとなります。
ハイブリッドアイシャツを選ぶ際には、商品ごとに異なる混紡比率や素材の配合に注意が必要です。それぞれの配合によって着心地や機能性が異なるため、購入前にしっかりと確認することをオススメします。
忙しい毎日でも快適に、かつスタイリッシュに過ごしたい方には、柔らかさと形状記憶を兼ね備えたハイブリッドアイシャツは魅力的な選択肢となるはずです。一方、私がアイシャツに期待するポイントは、他製品にはない高い形態安定性(W&W性)5.0級ですので、引き続き従来のアイシャツを愛用したいと考えています。価格や求める機能性を考慮しながら、自分に合った一枚を見つけ、日常の快適さをぜひ体感してみてください。